調べたところこのタイトルは 1981年、1986年、2009年に出ている。
自分が読んだのは、1986年初版の文庫本の第4版。上の写真とは表紙が違ってシンプルなもの。2009年版は「完全版」こっちも興味ある。どこをどうしたら完全版になったのだろう。
さて、版にこだわるのは本編よりも、あとがき、著者ノートが気になったから。
本編の感想は、佐川君って背は低いけどイケメン文学青年風で、ナンダカンダあって後半は唐十郎ワールドだなぁ すきだなぁこういうの。で、あとがきは割とタネ明かしになってて・・・・ それから著者ノート。たぶん2009年版はもっとなにか書かれてるんだろうなと。
本編が書かれたのは裁判の前で、著者ノートは後。この事件はフランスで不起訴処分-無罪となった。この作品は裁判の前と後とでブレが無いように思う。